イノシシなど野生動物の焼肉でE型肝炎に!?
E型肝炎の感染源として、野生のイノシシ肉が確認されました。
このため厚生労働省では、野生のイノシシ肉を食べる際は、十分注意するよう呼び掛けています。全国的にE型肝炎ウイルス(HEV)感染者が増えており、厚生労働省は、野生イノシシの5〜10%がHEVを保有している可能性があるとしています。
2005年、夫が捕ってきた野生イノシシ肉を食べた女性(福岡県在住で当時50代)が、E型肝炎に感染。このとき、自宅に残っていた野生イノシシ肉と女性の血清から検出したHEVの塩基配列が一致したため、イノシシ肉が感染源と特定されました。
感染源の1つが野生イノシシ肉だと、遺伝子レベルで初めて確認された訳です。それまでは、E型肝炎は開発途上国を旅行した際に感染する人が多いとみられていました。しかし、高感度なHEV遺伝子の検出法が普及したため、2002年頃から国内での感染が疑われるケースが増えてきました。
イノシシ以外にもシカの生肉、豚レバーからも、HEV遺伝子が検出された例があります。厚生労働省では、野生動物の肉を食べる際はしっかり加熱する、また生肉に触れたまな板やはし(箸)などは熱湯消毒するなど、注意を呼びかけています。
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